福祉試験対策工房より
次回試験からカリキュラムが変更されてしまうけれど、試験内容はそこまで大きく変わらないようです。
そこで、せっかくですから最新試験問題を1問ずつ掲載し、問題作成者からの視点で問題を解説していこうと思います。長丁場になるかもしれませんが、どうぞお付き合いください。
「科目:人体の構造と機能及び疾病」
問題1 成熟時の発達を100%としたスキャモン(Scammon, R.)の臓器別発育曲線に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
1 25歳を100%として表している図である。
2 身長など一般型はS字型カーブを示す。
3 リンパ型は12歳頃に約90%となる。
4 神経型は12歳頃に最も発達する。
5 生殖型は12歳頃に70%となる。
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「正解:2」
これは、予め学習しておかないと難しい問題ですね。。。
問題をつくる際、「×」となる選択肢は、はっきりと誤った内容にしなければならないというポイントがあります。このポイントを容易にクリアする要素の1つに「数値」があります。
選択肢をみると、4つの選択肢に「数値」が含まれています。唯一数値がない選択肢は、選択肢2です。だから選択肢2が「○」と判断しても悪くはありません。
選択肢2を×にするには、「一般型」の部分か「S字型カーブ」の部分を別の単語に置き換える方法がスタンダードですが、仮に「S字型カーブ」の部分が誤りだと仮定すると「U字型カーブ」や「I字型直線」などが正解となり得ると考えると、とっても不自然な表現になると感じます。
なので、選択肢2が「正しい」可能性が高いと判断できます。
新カリキュラムでも「スキャモン」出題されそうですね♪
次回に続く。。。
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