第36回(令和5年度)社会福祉士国家試験の試験問題一問一答解説 問題114
- 福祉試験対策工房
- 2024年10月22日
- 読了時間: 2分
福祉試験対策工房より
次回試験からカリキュラムが変更されてしまうけれど、試験内容はそこまで大きく変わらないようです。そこで、最新試験問題を1問ずつ掲載し、問題作成者からの視点で問題を解説していこうと思います。長丁場になるかもしれませんが、どうぞお付き合いください。
「科目:相談援助の理論と方法」
問題114 事例を読んで、N市社会福祉協議会のM職員(社会福祉士)の対応として、適切なものを2つ選びなさい。
〔事 例〕
N市社会福祉協議会は、N市から避難行動要支援者への支援に関して委託事業を受けている。Mは、その事業のコーディネート役を担当しており、N市が海岸線の近くにあり、高台が少ないことから、大地震の際の津波などによる被害を心配している。Mは、日頃から「備えあれば憂いなし」と周りの職員たちに言い、避難行動要支援者を中心にした、平常時からのネットワーキングがN市には必要と考えて、支援活動をしている。
1 近隣の住民に声をかけ、避難行動要支援者と一緒に避難訓練を行う。
2 災害発生に備えて、避難行動要支援者名簿を地域の全戸に配布する。
3 自力で避難できるよう、避難行動要支援者を個別に訪問して指導する。
4 避難支援等関係者よりも、避難行動要支援者の安全確保を最優先するよう関係者に指示する。
5 避難支援等関係機関と一緒に福祉避難所を確認する機会をもつ。
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
「正解:1,5」
ネットワーキングについて考える事例問題です。どのように効率的・効果的にネットワークを構築できるかを考えて解いてみれば対応できると思います。
以上です。次回に続く。。。

Comentarios