福祉試験対策工房より
次回試験からカリキュラムが変更されてしまうけれど、試験内容はそこまで大きく変わらないようです。そこで、最新試験問題を1問ずつ掲載し、問題作成者からの視点で問題を解説していこうと思います。長丁場になるかもしれませんが、どうぞお付き合いください。
「科目:高齢者に対する支援と介護保険制度」
問題128 事例を読んで、地域包括支援センターの社会福祉士によるJさんの長女への助言として、適切なものを2つ選びなさい。
〔事 例〕
自宅で一人暮らしのJさん(82歳、男性)は、脳梗塞の後遺症により軽い左片麻痺{ひだりかたまひ}があり、要支援1の認定を受けているが介護保険サービスは利用していない。2か月前に買物に行こうとして玄関先で転倒し、軽傷ですんだものの、それ以来自宅から出ようとしなくなった。近隣に住んでいる長女は、週に2、3度自宅を訪れ、買物や掃除・洗濯を手伝ってきた。しかし、「父は一人で大丈夫というが、むせることもあり食事量が減ってきて心配です。父はどのようなサービスが利用できますか」と地域包括支援センターに相談に来た。
1 看護小規模多機能型居宅介護の利用
2 介護老人福祉施設への入所
3 介護予防通所リハビリテーションの利用
4 短期入所生活介護の利用
5 管理栄養士による介護予防居宅療養管理指導の利用
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「正解:3,5」
地域包括支援センターの社会福祉士による助言についての事例問題です。「どのようなサービスが利用できますか」の問いに対して、いくつか利用できるサービスを提案する必要があります。このようなパターンの場合には、事例文に課題が記述されているはずです。今回は、転倒・外出しなくなった・むせるの3点です。これらをカバーするサービスを選択すればOKです。
以上です。次回に続く。。。
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