福祉試験対策工房より
次回試験からカリキュラムが変更されてしまうけれど、試験内容はそこまで大きく変わらないようです。そこで、最新試験問題を1問ずつ掲載し、問題作成者からの視点で問題を解説していこうと思います。長丁場になるかもしれませんが、どうぞお付き合いください。
「科目:権利擁護と成年後見制度」
問題81 事例を読んで、Gさんの成年後見監督人に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
〔事 例〕
知的障害のあるGさん(30歳)は、兄であるHさんが成年後見人に選任され支援を受けていた。しかし、数年後にGさんとHさんの関係が悪化したため、成年後見監督人が選任されることとなった。
1 Gさんは、成年後見監督人の選任請求を家庭裁判所に行うことができない。
2 Hさんの妻は、Hさんの成年後見監督人になることができる。
3 GさんとHさんに利益相反関係が生じた際、成年後見監督人はGさんを代理することができない。
4 成年後見監督人は、Hさんが成年後見人を辞任した場合、成年後見人を引き継がなければならない。
5 成年後見監督人は、GさんとHさんの関係がさらに悪化し、Hさんが後見業務を放置した場合、Hさんの解任請求を家庭裁判所に行うことができる。
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「正解:5」
事例を読んで成年後見監督人の仕組みを考える問題です。今回の場合は「できる」or「できない」の視点で選択肢を読んでいくと良いと思います。今後も出題されそうな形式ですね。
以上です。次回に続く。。。

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